Gamma ヒストリー


第十四章「解雇通告」


2002年6月1日 デルフィンアリーナ


タッグフェスティルも終わり、新たなストーリーの幕開け

事の発端はインフィニティのこの発言から始まった






ちょっと聞いてくれぃ!長かったタッグフェスティバルも終わった
インフィニティ、タッグ屋として、2001年のタッグフェスティバルも今年のタッグフェスティバルも恥ずかしながら3位でした
これは我々にとって屈辱以外の何モノでもない。確かに悪いのは我々だが、、俺とツバサが考えて、一つの答えを出した
その答えは、
今日をもってインフィニティはFLUXxxを抜ける!以上!


突然のインフィニティーFLUXxx離脱宣言に会場は騒然

ここでGamma登場

おいおいおい、聞いてないよ。どういうことだよ。説明してくれ




FLUXxxに対して特にわだかまりがあるわけじゃねぇし、俺たちはずっと仲間だと思ってやってきた
だけどな、その結果が、2年連続タッグ屋の俺たちが決勝にも出れなかったという無様な成績に終わった
これはもう俺達二人で考えて出した答えなんだ。FLUXxxは抜けさせてもらいたい




お前らの気持ちはわかったよ。でもよ、今日のところはよ、保留ってことにしておいてくれよ
俺達よ、まだ何の話し合いもしてないよな。まあ、客の前で話すことじゃねぇからよ
シャワー浴びてからでもいいから、俺の控え室に来てくれよ。話し合おう



わかった。今日のところは、保留にしておく





その後、両者の話し合いで一つの答えがでた



2002年6月11日 後楽園ホール


「OSAKA REAL LIVE」6人タッグマッチ45分1本勝負

 村浜武洋&オリエンタル&×BK・キッド VS Gamma&ツバサ&Bバファロー





「大阪プロレスタッグ選手権」時間無制限一本勝負

(王者)ビッグボスマグマ&大王カルト VS (挑戦者)S・デルフィン&S・デメキン

(ビッグボスマグマ 15分4秒 ダブルインパクト S・デメキン)




大阪プロレス初の東京進出

この日のGammaは先週のわだかまりは一切なくインフィティとのタッグを無難にこなす

また、マグマ&カルトは因縁の相手、デルフィン&デメキンの挑戦を退け、ベルトを防衛

そして、この大会をもってフランソワーズがタレント活動に専念するため大阪プロレスを卒業すると発表された





2002年6月15日 デルフィンアリーナ




俺達インフィニティはFLUXxx離脱を表明した。だが、Gammaがある条件のもと、FLUXxxに残ってくれと
俺達はその条件を信用してFLUXxxに残ることに決めた。その条件を今ここで発表しよう
チャンピオン、カルト、マグマが東京で防衛を果たしてきたが、次のタッグタイトル戦はFLUXxx内でやる
これがGammaが出した条件だ。つまり、チャンピオン、カルト&マグマ組対俺たちインフィニティ
次のタッグタイトル戦はこのカードになる。正式なことは後日発表することになると思う
俺達の目はもうそのタッグタイトル戦に向かっている。期待しておいてくれぃ。以上〜



8人タッグマッチ60分1本勝負

デルフィン&デメキン&ビリー&高井 VS マグマ&カルト&バファロー&カルト

FLUXxx対正規軍の8人タッグ

勢いにのるバファローがビリーから勝利

試合後、バファローがマグマ、カルトに対し宣戦布告



ちょっと聞いてくれぃ!
チャンピオン、今までどのタッグチャンピオンですら、成し遂げることができなかったタッグタイトル初防衛、
それを見事にやってのけたチャンピオン。リスペクトしてますよ
胸を借りるつもりで我々インフィニティはぶつかっていくが、


あくまで勝つのは俺達インフィニティだ!以上!




バファローはマグマにマイクを差し出したが、マグマはそれを受取らず、カルトと共にリングを降りた


Gamma、例の条件は大丈夫なんだろうな。俺たちにとってはそれだけ重要なことなんだ
チャンピオンと俺達インフィニティのタッグタイトル戦。てめぇキッチリと動いてくれてるんだろうな
俺たちはテメェを
信用してFLUXxxに残ったんだ




大丈夫だって。ちゃんと話はつけてあるからよ。まかしといてくれ。なっ!俺を信じろ!


何度も言うが、カルト&マグマと俺達インフィニティのタッグタイトル戦
これが俺達がFLUXxxに残った条件だ。テメェを信用して残ったんだからな

OK!OK!大丈夫だ!



2002年6月22日 デルフィンアリーナ


7月20日だ。このアリーナでタッグタイトル戦が行われることが決定した
チャンピオン、カルト&マグマ組、もちろん挑戦するのは俺達インフィニティだ!
チャンピオン!どこかで見てるんだろ?出て来いよー!チャンピオン!

バファローはこれだけ、タッグタイトル戦をアピールしているにも関わらず何のアクションも起さないチャンピオンチームに憤りを感じていた

ホントに俺達は挑戦出来るのか?ここでチャンピオンチームを呼び込み、確かめたかった

しかし、ここで出てきたのはカルト、マグマではなく、Gamma一人だけ

おいおい、何回、同じこと言わせるんだよ。大丈夫だって!俺にまかしておけ
そんなに心配ならよ、俺達FLUXxx、5人でよ、リング上で
公開調印式やろうじゃねぇか
それなら文句ねぇだろ

・・・わかった。来週すべて正式決定ということだな




2002年6月30日 デルフィンアリーナ

いよいよ、今日だな。メインの6人タッグは俺たちがすぐに終わらすからよ
メイン終わったら二人で、リングに上がってきてくれよ
盛大にやろうじゃねぇか
公開調印式

わかった。メインの6人タッグ、FLUXxx勝利
そのあと、リングの上で7月20日、FLUXxx同士のタッグ選手権「公開調印式」だな


そしてメインはマグマのラストライドであっさり勝利



そして、いよいよ、公開調印式が始まる


ツバサ、バファロー、出てきてくれ!

Gammaがインフィニティをリング上に呼び込む
ちょっと聞いてくれぃ!Gamma、チャンピオン、俺たちの挑戦を受けてくれたことを素直に感謝する
7月20日、このデルフィンアリーナでタッグタイトル戦が行われる
チャンピオン、カルト&マグマと俺達インフィニティとのタッグタイトル戦だ
FLUXxxにしか出来ねぇ、もの凄いタイトル戦を見せてやるよ。もちろん勝つのは俺達インフィニティだ!


バファローが熱く語る。ここでGammaが握手を求る

これで公開調印式は終了。両者のタイトルマッチが決定する

当然のごとくバファローもそれに応えるつもりで右手を差し出そうとしたとき、

なぜかGammaは差し出していた右手を引いた

そして、ニヤニヤ笑いながらマイク片手に一言



と、思ったけどな、その話、やっぱナシだ


・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・



Gammaの一言にしばし流れる沈黙




一瞬、固まったバファローだったが、ゆっくり口を開く

・・・おい、悪い冗談はよせよ



そして、Gammaの痛烈な言葉が場内に響き渡る

まあよ、ハッキリ言ってよ、FLUXxxにオマエら二人、
必要ねぇんだよ!足手まといなんだよ!

バファロー、ツバサ、よーく聞けよ!何がFLUXxx抜けるだ?脱退するだ?やめさせねーぞ!
勝手にやめさせねぇからな!オマエらにはな、そんな権限、ねぇんだよ!
お前らみんな聞いとけ!この足手まとい二人は、
今日付けでFLUXxx、
ク・ビ・だ!



イマイチ事態をよく呑み込めなかったバファロー

しかし、Gammaのこの言葉で、自分たちが罠にかけられたことを、ようやく悟った

そう、Gammaの策略はベルト挑戦権をちらつかせ、その気にさせておいて、この会場にいる大勢のファンの前で大恥をかかすこと

ベルトに執着があったインフィニティはまんまと、その罠にかかってしまった


話が違うじゃねぇか・・・どういうことだよ!  





バファローがGammaに襲いかかる

しかし、3対2で相手が悪い

バファローとツバサはリング下に蹴落とされた
おいおい、もう一回言ってやるぞ?この使えねぇ二人は、
今日付けでFLUXxx
ク・ビ・だ!


わかったか?バーカ!

ボロボロになりながら、バファローはリング下から怒りのマイク

おい!そういうことか!このやろう!7月20日!意地でもベルトを奪ってやるからな!
チャンピオンになるのは俺たちインフィニティだ!

その前にガンマーー!!
テメーだ!来週やってやるよ!FLUXxxなんかクソ喰らえだ!
俺たちはリンピオでもルードでもねぇ。俺たちはインフィニティだ!




大勢力だったFLUXxxもついに3人になった

フランソワーズは卒業。柏はKAIENTAI-DOJOへ

そして、インフィニティは解雇

しかし、このまま終わるインフィニティではない

FLUXxx VS インフィニティの幕開けである



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勘違いするなよ。脱退じゃねぇぞ。解雇だぞ。俺がクビにしたんだ

大体よ、アイツらはカラーが違うんだ

何なんだよ。ルードなのか?正規軍なのか?中途半端なんだよ

それによ、FLUXxx入ったらよ、Gammaの下じゃねぇとかゴチャゴチャ言ってんじゃねぇよ

文句があるなら実績作ってから言えよ

あと、あの黒牛も言ってたけどな、来週、俺とカルトでやってやるよ

これからFLUXxxはこの3人でやっていく!

FLUXxxはこの俺が仕切る!

俺たちがFLUXxxだ!

大阪プロレス最強チーム、俺たちがFLUXxxだ!

よく覚えとけ!バーカ!




第十五章へ続く・・・




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