Gamma ヒストリー


第四章「俺がトップルードだ!」


2001年2月25日 NGKスタジオ

バファローと因縁の対決を制した後のメインイベント



◆大阪プロレス選手権試合時間無制限1本勝負◆

(王者)スペル・デルフィン VS (挑戦者)ツバサ


デルフィンが2度目の防衛を果たす。正規軍同士の戦い

試合後デルフィンはツバサに向かって、これからも一緒に頑張っていこう!と手を差し伸べた

しかし、ここでツバサに異変が・・・

ツバサはデルフィンの握手を拒み、一人でリングを下りてしまった

その場に立ちすくむデルフィン

そこにGamma、カルト、フランソワーズ登場



デルフィン!防衛おめでとう〜!いい試合だったなー!感動したよ!見てないけどなー!
まぁよ、オマエの試合のことなんて、
どーだっていいだんよ!



デルフィン!この袋の中、何が入ってるかわかるか!?
この中にはよ、オマエら正規軍がビックリするようなもんが入ってんだ
まあ、オマエにはワカンネーだろうがな!
バカだからな!
この袋の中のことでよ、オマエらの中からまたメンバーが一人減ることになるかもしんねーぞ!
楽しみだなァ!





2001年3月3日 NGKスタジオ

タッグマッチ60分1本勝負
ツバサ&くいしんぼう仮面 VS 大王QUALLT&Gamma
(大王QUALLT 12分29秒 チョークスラム くいしんぼう仮面)

渦中のツバサ組との一戦

カルトのチョークスラムでくいしんぼう仮面からピン


 


試合後、Gammaがツバサに・・・


ツバサくん!君は・・・ヒジョーにもったいないなァ!
オマエ、それほどの力を持っていながらいつまでも正規軍のナンバー2か!?
もったいないよなァ!ツバサくん!今日はオマエに
プレゼントを持ってきた


カルトが袋の中から取り出した物はなんとツバサのマスク

カラーはGamma、カルトと同じブルー

   


これを被ればな、素晴らしいパワーと素晴らしい仲間を手に入れることが出来るぞ!どうするんだ!?

激しくツバサを勧誘するGammaにデルフィンら正規軍が待ったをかける

お互い激しく言いあっているうちにツバサは一人退場



デルフィン!これから面白くなるからよ!楽しみにしとけよ!



リングを下りたGammaらはその足でツバサの控え室へ

カルトが再度、マスクを差し出す

今すぐじゃなくてもいい。いい返事、期待してるぞ。と言い残し、マスクをその場へ置き立ち去る


残されたツバサはこう応えた


「ルードに興味がないことはない」


2001年3月4日 NGKスタジオ


試合終了後、ツバサのマイク

明日からメキシコに行ってこようと思います
これからのことをゆっくり考えて来ますんで、皆さん期待していてください


正規軍の自分の原点でもあるメキシコに行って考えるとの事

このままいつまでもナンバー2としてデルフィンの下でやっていくのか?それともGamma達と共闘するのか?

Gammaの猛烈なアピールに気持ちがぐらついているのは事実

もしルードに転向すれば新しい発見があるかもしれない

デルフィンらと敵対することによって自分のステータスを高めるチャンスでもある

果たしてツバサが出す結論は・・・?





「Gamma&大王カルト VS デルフィン&ミラクルマン」

この日もGamma&カルトは絶好調!

ガンマスラッシュでミラクルマンからなんなく勝利




  
デルフィン!オマエのパートナーは相変わらずロクなのがいねーなァ!
大阪プロレスはな!もう俺達がコントロールしてんだよ!

俺が!ここのトップルードだ!ナンバーワンルードだ!


ここで飛び出してきたのが、前回、大恥をかかされたブラックバファロー

 


Gammaに怒りをぶつける


おい!ふざけんな!誰がトップルードだ!おい!テメーには俺が見えねーのか!
お前の言うトップルードは2対1でチマチマチマやることがトップルードか!

ここのトップルードはこの俺だ!


Gammaだけは絶対に許さん!俺がトップルードだ!

バファローのこの言葉にGammaが激怒





カルトが必死に止めるが大乱闘に

そしてなんとかセコンド陣がこの場を収める

リングにはデルフィンが・・・・・

バファローを呼び寄せる


お前の気持ちはようわかった。次のアムホール。お前とGamma。
シングルマッチ、もういっぺんやれ!
そのかわり、次はお客さんを納得させて、きっちりと決着つけろよ!
そして、
大阪プロレスの正規軍として戦え!そのかわり俺達が全面バックアップする!


「正規軍として戦え」
この言葉に会場からブーイングが

客の支持は正規軍のバファローより一匹狼のバファロー

バファローはそれを察知したのか、突如、デルフィンに反旗



おい。デルフィン!皆も聞いてくれぃ!確かにな、ちょっとだけ迷った
俺の中に一瞬だけどな、正規軍という選択肢が芽生えた。これは事実だ。だがな、その甘さだ
俺にその甘さがあったからこの前のGammaとの試合、あんなミスを犯した
デルフィン、今ここで断言する。
正規軍はない!ノーサンキューだ
皆も聞いたよな。3月18日、Gammaのヤローと一騎打ちを組んでくれるようだ
3月18日、Gammaとの一騎打ちじゃないと
俺は会場には行かない
それくらいの覚悟だ。俺がアイツらにイライラしてるように、ここにいるお客さんも
相当イライラしていると思う
俺に全てを任せてくれ!3月18日アムホール、ここのトップルードが決まる日だ!
多数ご来場お待ちしております!以上!




今のバファローに気の迷いはない

俺が大阪のトップルードだということを証明してやる。そのためのリングだ


一方、Gammaは・・・、

所詮バファローはデルフィン牧場の家畜

望みどおりやってやるよ。殺してやるよ




2001年3月18日 アムホール

スペシャルシングルマッチ時間無制限1本勝負

ブラック・バファロー VS Gamma






二度目の一騎打ちが始まった。試合前から両者激しい睨みあい

序盤から気合入りまくりのバファローが優勢に試合を進めていく

しかし、ルードファイトとなるとGammaの方が上

急所蹴り、イス、バットなどでバファローのスタミナを奪う

終盤になるとお互い、自分の力を出し尽くす

バファローが猛牛トレイン、バファロードライバーで追い詰めればGammaも

ダイビングヘッドバッド、ドラゴンスープレックスで応戦





最後はGammaの十八番ガンマスラッシュで終焉







勝ったぞ!俺がトップルードだ!
ルードナンバーワンだ!覚えとけよ!

バファロー、ナンバーワンは俺だからな。勝ったのは俺だからな
でもな・・・お前はすごい・・・素晴らしいルードだよ
なんとGammaがバファローを認める発言

そして、手を差し出す

・・・しかし!


 


バファローはGammaの握手を拒否

両者大乱闘。ここでツバサが登場

左手にはGammaからもらったマスクが握られている

そして、Gammaと握手

会場からは悲鳴が



 


そして、ツバサのマイク


俺の答えはこれだ!



会場からは落胆の声。誰もがGammaとツバサの合体を疑わなかった

しかし、事態は思わぬ展開へ



俺はバファローと組みたい


そういうと、持っていたマスクを投げ捨て、Gammaに襲い掛かった

これにバファローも加わり、Gamma、カルトを蹴散らす

会場からはツバサコールが鳴り響く

ツバサが再度、マイクを取る


バファロー!俺と組む気はないか!

Gammaは強かった・・・恥ずかしながら一人でやっていく限界を今日の試合で感じた
お前の気持ちが本気ならツバサと組んでみたいと思う







二人は握手を交わす

バファローは試合には負けたが、ツバサという新しいパートナーを得ることが出来た

このツバサとのタッグはこれからの大阪プロレスに欠かせない存在となってくる

一方、ツバサに裏切られたGammaは・・・


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勝ったのは俺だぞ!このGammaだ!

大阪プロレスナンバーワンルードはGammaだぞ!

大阪プロレスは俺とカルトで回ってんだ!これは紛れもない事実だ!

俺達が大阪プロレスを回してんだ覚えとけ!

今日、戦ったブラックバファロー。確かに強い

でもな、Gammaになった俺は負けられない!

俺達は絶対に負けるわけにはいかない!

俺とカルトでこのまま突っ走るからな!

ツバサ、せっかくおいしい話を持っていってやったのによ・・・

まあ、いいや。バファローとツバサが組もうがナンバーワンは俺とカルトだ!

これは間違いない!

今日、来た客はわかってるはずだ!

俺がナンバーワンだ!覚えとけよ!





第五章へ続く・・・


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