Gamma ヒストリー


第十九章「新たなる出発」



スペルデルフィンが一線を退き、大阪プロレス第二章がここに始まる

先日の大阪城ホールで村浜、ライガーと握手を交わしたGamma

これがGammaが出した答えだったのか

今日の試合で全てが明らかとなる



2003年2月11日 デルフィンアリーナ


タッグマッチ30分1本勝負

“ビッグボス”MA−G−MA&大王QUALLT VS 村浜武洋&X

まずはマグマとカルト、そして村浜は一人で入場

早速、マグマ、カルトに痛ぶられる





そこで、Gammaの入場曲が場内に鳴り響く

入場してきたGammaにマグマは握手を求めるが・・・





Gammaは握手をする振りをしてマグマに襲いかかる





そのまま、マグマ&カルト VS 村浜武洋&Gammaのタッグマッチがスタート





右肩を庇いながら戦うGamma

カルトのラリアットがマグマに誤爆

Gammaは一瞬の隙をつき、カルトを丸め込んだ

しかし、勝敗に関係なくマグマとカルトは裏切り者のGammaを公開処刑





他の正規軍が助けに入るもあっというまに蹴散らされる

すると、そこへ駆けつけてきたのはインフィニティの二人





マグマとカルトをリングから追い払う

マグマが場外からマイク


おい!お前ら、やっぱりグルやったんやな!
弱いもんは何人組んでも一緒やぞ!

 


マグマとカルトが引き揚げると、バファローがマイクを握る



ちょっと聞いてくれぃ!村浜!スペルデルフィンが一線を退く?どーだっていいんだよ
てめぇが正規軍の次の後継者?そんなのもどーでもいいんだよ
だけどな、三か月、てめぇと一緒にやってきて、
てめぇが大阪プロのことを真剣に考えてるってことは俺たちにキッチリ伝わってきてるんだ
俺たちが大阪プロのことを真剣に考えてることも逆にてめぇにも伝わってるはずだ
だからこそ、一つ忠告にきた
 


バファローはそう言うと、Gammaを指さし一言


あのやろーは信用するな
 


俺はな、コイツとはひと悶着どころじゃない騒ぎがあったんだよ
何回も煮え湯を飲まされてるんだよ
言っとくぞ、てめぇがどんな正規軍を作っていくのかは見させてもらう
だがな、
このやろーは信用するな 以上〜
 


Gammaには過去、散々やられてきたバファロー

そう簡単には信用できるわけがない

インフィニティが退場し、リングに残された村浜とGamma

村浜がマイクを握る


Gamma、信用するとか信用しないとか、そういう問題じゃない
俺とお前が、大阪プロレスをもっともっと盛り上げて、俺らの熱い試合を見てもらう
それで俺と組んだんやないか?そうやろ?
俺は来週、違った形で大阪プロレスをアピールするために東京で試合してくるけど、
来週、俺がいない間、悪いけど、あいつらとインフィニティと一回組んでくれんか?

 





  おい、村浜!確かに俺はお前の考えに賛同したわけだが、
ツバサだ?バファローだ?あいつら二人と組むのはちょっと考えさせてくれ!


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俺は今日から、村浜、正規軍と一緒にやっていくことに決めた

あいつはデルフィンから今後のビジョン、聞いてたらしくて、それに俺も賛同したわけだ

マグマとかカルトに恨みとかあるわけではないし、別に、あの二人が嫌で抜けたわけでもないけど、

今はハッキリいってあんなことしてる暇ねーだろ

そういう時代じゃねーんだよ、今は

どんどんこの大阪プロレス、でっかくしていってよ、盛り上げていかなきゃなんねーんだよ

俺と村浜が組めばそれは出来ると思うし、どんどんやっていくよ

でも、俺には俺の考えがあるしよ、村浜には村浜の考えがあるだろ

俺は俺の意思でやっていく

あと、ツバサとバファロー、次、土曜日、組むとか言ってたけどな、

今日はハッキリ言って俺の右肩、使いもんにならねーからよ

まあ、助けてもらった形にはなったけど、

俺は今のところ、あいつら二人とは組むつもりはねぇ!





第二十章へ続く・・・





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