Gamma ヒストリー


第十一章「陥落」


2001年12月8日 デルフィンアリーナ


先日の大会で大所帯となったFLUXxx

この日は新たにFLUXxxに加入したマンドラがカルトと組んで村浜&デメキンと対戦

試合は終始FLUXxxが圧倒。最後はカルトがデメキンをチョークスラムでピン





試合後も両者入り乱れて大乱闘

マンドラはミラクルマンにタイトル戦を要求

しかし、ミラクルマンはそれを阻止するために次週、村浜と組んでFLUXxxを退治すると主張


2001年12月15日 デルフィンアリーナ


タッグマッチ60分1本勝負

村浜武洋&ミラクルマン vs 大王QUALLT&怪獣Zマンドラ

この日もFLUXxxの勢いは止まらない

村浜を場外でKOすると、二人掛かりでミラクルマンを痛めつける

試合後、さらにマスクに手をかけようとするマンドラ

そこへミラクルマンの正パートナー、アステカが乱入

そして、怒りのマイクアピール


おい!お前ら!そんなにベルトが欲しいのか!1月3日、臨海スポーツセンターで怪獣とカルト、
今日やられたのと同じ目に会わせてやるからな!みんな応援してくれよな!


アステカ:「若手のレスラーにチャンスを与えようと思っていたが、あの二人の暴挙には我慢出来きない。俺とミラクルさんが組めば絶対に勝てる」


怪獣Zマンドラ:「わかったか!俺とカルトが最強なんじゃ!誰でも来いや!ミラクルマンとアステカ、絶対ボコボコにしたるからな!」



一方、こちらでは別のストーリーが展開されようとしていた

FLUXxxと若手レスラーの試合後、フランソワーズのこの一言



ねぇねぇねぇ、私ねずっと前から思ってたんだけどー、この若手レスラーの人達って、むっちゃ弱っちいねー
ちょっと一言いわせて。アンタ達、若手なら〜
私でも勝てる!





ちょっと聞いてくれぃ!おい、お前ら!このお姉さんの言うとおりだぞ。手応えがない!
ツバサがまだ休んでいるわけでもあるし、来週あたり、俺と、このお姉さんのニューインフィニティが、テメーらの相手をしてやる!


バファローが何気なく言ったこの一言

冗談半分のつもりだったが、事態は思わぬ方向へ・・・

数日後、なんと、フランソワーズが勝手にデビュー戦をマスコミに発表

焦ったバファローは渋々これを受託

来年、1月3日、臨海スポーツセンターでのカードが決まった

しかし、フランソワーズは全くの素人

ケガをさせるわけにはいかない

バファローの苦悩は続く・・・



2002年1月3日 臨海スポーツセンター


年も明け、大阪プロレス最初のビッグマッチ

2大タイトルマッチとフランソワーズデビュー戦という豪華なカードが出揃った

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

ハンディキャップマッチ45分1本勝負

ブラックバファロー&ツバサ&フランソワーズ vs 村浜武洋&橘隆志

とうとうこの日がやってきてしまった

インフィニティの本格指導の下、トレーニングを続けてきたフランソワーズにとってのデビュー戦である

とにかく事故だけはあってはならない

しかし、周囲の心配を他所にそれは取り越し苦労に終わった

トップコーナーからのダイビングボディアタック

村浜に放ったヘッドシザーズホイップ

そして、極めつけはフィニッシュに繋がるハリケーンラナ

一時はどうなるかと思われたこの試合

その下馬評を覆すには充分な内容だった






試合後、若手レスラーへの冒とくも反省

本人はもう一度、戦いたというが、バファローはもうこりごりとのこと・・・

そして、5年後、フランソワーズはLLPWから正式プロレスデビューを果たすのである

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

「大阪プロレスタッグ王座選手権試合」 時間無制限1本勝負

(王者)ミラクルマン&アステカ VS (挑戦者)大王カルト&怪獣Zマンドラ





この日から怪獣Zマンドラが「“ビッグボス”MA−G−MA」に変身

新たにカルト&マグマ組として王者組に襲い掛かかる

試合の方は王者組を全く寄せつけず、カルト&マグマ組が第4代王者に輝いた









---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

「大阪プロレス選手権試合」 時間無制限1本勝負

(王者)Gamma VS (挑戦者)スペル・デルフィン



リターンマッチ。必ずベルトを取り返すと宣言したデルフィン

このデルフィンの地元で大恥をかかせてやると意欲満々のGamma

この二人の二度目のタイトル戦が幕を開ける



試合前から激しい睨み合い



この試合、デルフィンの右足に照準を絞りイス等で痛めつける

中盤、繰り出した新技ブリッツェン

最初は不発に終わり、二度目はきっちりと決めるが3カウントならず

そして、三度目は背後から切り替えされる

以降、ペースをデルフィンに持っていかれ最後はデルフィンスペシャル2号でまさかの3カウント

試合後、
Gammaは周囲に八つ当たりしながら退場

客席からは野次とブーイング

シングルベルトを失ったGamma

しかし、タッグベルトは再びFLUXxxの元に戻った

めまぐるしく動くストーリー

Gammaの今後の動きに注目が集まる


------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


引退前のデルフィンに花供えてやっただけだ

まあ、最後の灯火だな

大体よ、今日のデルフィンコール聞いたか?

これがこの俺の一年の集大成だよ

一発で取り返してやるよ



第十二章へ続く・・・




BACK