第一章「覚醒」
スガッチの愛称で慕われて来た菅本嘉人
大阪プロレス旗揚げ当初からデルフィン率いる正規軍の一員として活躍してきた
しかし、脚光を浴びるのはいつもデルフィン、村浜、ツバサ・・・・
いつも適当に組まれたカードを適当に試合をする
会社にとって自分はどういう存在なのか?自分は本当に必要なのか?
自分はもっと前に出たい!真剣に考えるようになってきた
そんな時に、当時のルードユニットLOVからの誘いが・・・
2000年11月26日 NGKスタジオ |
わだかまりを持ちながら試合をこなしていた菅本だったが、試合後、ついにその怒りが爆発した
俺は・・・俺は会社の便利屋じゃない!引き立て役じゃない! 会社が俺を必要としていないのなら俺は自分の道を行く! |
メイン終了後、「LOV」の大王カルトが菅本に呼びかける
菅本ぉ・・・俺はカルトになって今の力を手に入れた お前は一体どうしたいんだ!?動くなら今しかないぞー |
しかし、菅本は無言で立ち去る・・・
2000年12月9日 NGKスタジオ |
試合終了後、デルフィンとの握手を拒否すると、再び菅本がマイクを握る
こういう時期だからこそもっと激しい試合がしたいだけです!それをわがままとか言うなら、 俺は・・・スペルデルフィン!正規軍と一緒にやっていくつもりはないです! カルト、俺の力を貸してやってもいいぞ! |
おい!待てぇ菅本!なんやお前!その態度は!いつまでもそんな態度取ってたら俺にも考えがあるぞ! 明日の試合変更や!シングルマッチやるぞ! |
そして、急遽、「スペル・デルフィン VS 菅本嘉人」のシングル戦が決まった
2000年12月10日 NGKスタジオ |
シングルマッチ60分1本勝負
スペル・デルフィン VS 菅本嘉人
(スペル・デルフィン 15分03秒 大阪臨海アッパー 菅本嘉人)
メインでデルフィンと対戦。
善戦したが最後はアッパー掌底から丸め込まれ敗北
デルフィンは菅本に考え直すように説得を試みるが・・・
菅本。お前の力はようわかった。ほんまにお前の力はまだまだ正規軍に必要なんや もう一度力を合わせてLOVと戦ってくれないか |
手を差し伸べるデルフィン
そこへ大王カルト入場
カルトも手を差し伸べる
しかし、菅本の答えは既に出ていた
菅本はデルフィンの元へ歩み寄った
そして、デルフィンの手を握ると思いきや・・・!
カルト、ブラックバファローも加わりデルフィンを集団リンチ
おい!デルフィン!俺はこっちでやっていくからな! 1月7日!カード組んどけ!わかったな! |
菅本嘉人は今日で終わり
大阪プロレスは新しい時代の幕開けとなる
しかし[LOV]もう一人のメンバー、ブラックバファローは菅本のことをまだ認めてはいない・・・
後にこれが大きな火種となる
2001年1月7日 臨海スポーツセンター |
菅本嘉人が生まれ変わり、Gammaがここに誕生する
髪は金髪に染め、コスチュームもガラリと変えた
そして、注目はマネージャーのフランソワーズ
新しいLOVのスタートだ
マネージャーのフランソワーズはリングアナがコールしようとしするとそれを遮る
ちょっと待ちなさい。どうして、ワタクシがこのリング上にいると思ってるの? アナタのような無能な人間にワタクシのファミリーが紹介出来るとでも思ったのかしら? まずワタクシの紹介をさせていただきたいと思います マネージャーを務めさせていただきますフランソワーズと申します |
フランソワーズは自己紹介をすると、自分でファミリー3人のコールを行う
・6人タッグマッチ60分1本勝負
ツバサ&村浜武洋&オリエンタル VS B・バファロー&大王QUALLT&Gamma
(ツバサ 19分14秒 エビ固め B・バファロー)
試合の方はバファローがツバサに敗れたが、その後も大乱闘
バファローは一人先に退場
ツバサ!村浜!これからな!お前らを一人ずつぶっ潰してやるからな!覚えとけ! |
Gammaはこれからこの4人で何もかもぶっ潰してやると宣言!
正規軍を捨ててGammaとして新しく生まれかわった菅本嘉人
ルードに目覚めた彼の戦いはここから幕を開けるのである
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俺たちの力はこんなもんじゃねぇぞ
Gamma!カルト!そしてフランソワーズ!
これから正規軍をじわじわ痛めつけるからな!
覚悟しとけよ!
第二章へ続く・・・
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